ドライアイの治療
ドライアイは、角膜乾燥症ともいい、目の疾患のひとつで、最近では、パソコンの長時間利用や、エアコンなどで空気が乾燥する環境が多くなり、この疾患の方が非常に増えています。また、コンタクトレンズを利用していると、その表面から涙液の蒸発量が増すため、ドライアイの症状を引き起こすことが多くなります。
ドライアイは、下記の症状を引き起こします。
- 目が乾く
- 目がゴロゴロする
- まぶしい
- 目に痛みがある
- 視界がかすむ
- まぶたが重たくなる
など
治療について
当院では症状によって、下記の治療をおこなっています。
- 各種ドライアイ治療薬の点眼
- シリコン製涙点プラグの装着
また、ドライアイの患者さんの中に、まぶたの縁にある脂を分泌する腺(マイボーム腺)に機能が低下する疾患(マイボーム腺機能不全)が背景にある場合が多いことが、最近の研究で分かってきております。当院ではマイボーム腺機能不全の診断および治療にも積極的に取り組んでおります。治療には下記のようなものがあります。
- 温罨法(ホットアイマスク(あずきのチカラなど)で1回5分1日2回まぶたを温める)
- まぶたの縁の清拭(まぶた専用シャンプーでまぶたの縁の脂汚れを落とす ホットアイマスクの後に施行することでより効果的)
- マクロライド系抗菌薬(アジマイシン)の点眼
- 集中制御パルス光療法(Intense Pulsed Light : IPL)(自由診療)
IPL治療費用(診察料・検査料込み) | |
1回 | 8,000円(税込み) |
※3~4週間の間隔で計4回の治療が標準的な治療です。