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院長ブログ

一気に夏日(2022.05.07更新)

 2022年5月6日、当院のゴールデンウィーク休み明けのこの日、北見市の日中の最高気温は、28.9℃で、前日までの肌寒さから一気に急上昇し、真夏日に迫る夏日となりました。

 連休明けであったためでしょうか、午前と午後を合わせて103名の患者様(新規の患者様は27名)が受診されました。特に夕方は、学校の視力検査で視力低下を指摘された子供さんたちの受診が多く、近視の有無や近視の程度などを正確に調べるための目薬による検査(眼球の中のピント合わせをするための筋肉を休ませる目薬を入れた後、診察ができる状態になるまで1時間ほど待ち時間が必要となります。)を必要とする方が多かったため、最後の患者様の診察が終了したのが夜8時過ぎになり、すっかり日が暮れておりました(写真)。私は朝から診療終了まで院内から一歩も外の空気に触れることがなかったので、日中どれほど暑かったのかを感じることはできず、とても残念でした。

 当院は、開設当初から、患者様の待ち時間や院内の滞在時間をできるだけ短くすることを大きな目標に掲げて、日々創意工夫を重ねてきておりますが、この日は、待ち時間・滞在時間がとても長くなってしまった方が多かったと思います。暑い中、多くの方々に辛い思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。

 この日もそうですが、ここ最近、診療を行っていて改めて感じるのは、小学校低学年から近視になってしまうお子様が爆発的に増えてきていることです。私が小学生の頃(40年程前の話ですが)は、クラスで眼鏡をかけている子は1人か2人しかおらず、視力検査で大きな視標しか見えない子は周りのクラスメートから好奇の眼差しで見られていたというイメージでしたから、最近の近視の子の多さには本当に驚かされます。

 子供の近視の増加は、オホーツク地域のみならず、日本中、世界中でも共通した傾向です。デジタルデバイスの普及でより近い距離のものを長時間見ることが多くなっていることや、屋外で過ごす時間が少なくなっていることなどが大きな要因とも言われておりますが、ごく最近ではコロナ禍でのいわゆる“巣ごもり”がさらに拍車をかけているのではないかとも言われています。デジタルデバイスは文明の発達の流れで、今後も避けては通れない必要不可欠なものであるかと思いますが、今後はその使い方を工夫していく必要があるのかもしれません。

 近視そのものがすぐに重篤な眼の病気や失明などにつながるわけではなく、近視の方の多くは、眼鏡やコンタクトレンズなどで見え方を補うだけで日常生活に支障が出ることはありません。ただし、近視の方の中には、近視の程度が極端に強い“強度近視”に至る方が存在し、強度近視の方は、将来的に失明につながるような重篤な眼の病気になる確率が高くなるとも言われています。近視の方が増えることは、強度近視の方が増えることにつながることになり、結果、失明の危機にさらされる方も増えることが予測されます。

 近視の進行から強度近視となり重篤な眼の病気や失明に至ってしまう方をせめてオホーツク地域だけでも一人でも多く減らしたいという思いから、私も微力ながら「近視進行抑制治療」に地道に取り組んでおります。近視人口の抑制については、すでに、日本国内において、諸外国にならって、国を挙げて取り組んでいこうとする動きが始まっているようです。当院が取り組むのみでは限界がありますので、今後、オホーツク地域においても、近視進行抑制の取り組みが広く普及してくれることを切に願っております。

 

 

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