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2021年の診療納め

[2021.12.28]

2021年12月28日、本日で2021年の全ての診療を終えました。2020年11月2日の開院からこの日までで約1年2か月が経過しましたが、通算で4633名の新規の患者様が来院され、1039件の手術(白内障手術は1011件)を施行させていただきました。2021年の1年間では、新規の患者様は3646名、手術は986件(白内障手術は959件)となりました。

今年一年、いろいろな出来事がありましたが、大きな事故もなく診療を続けることができたのは、当院のスタッフの弛まぬ努力の賜物だと思います。改めてスタッフに大感謝です。医療の現場は、いわゆる“生身の体”と向き合う仕事ですので、想定外のことがたくさん起こり、中断したり翌日に持ち越すことが許されないことも多々あります。そんな背景から、勤務時間が定時よりも大幅に長引いて休憩時間が十分に取れなかったり、帰宅する時間が遅くなってしまうこともあります。全ては患者さんのためなのですが、スタッフ個々人の生活や家庭や家族のことなどを考えると申し訳ない気持ちになってしまうのが実際のところです。それにもかかわらず、スタッフのみんなは、黙々と責務を全うしてくれます。本当に頼もしいスタッフ達なのです。素晴らしいスタッフに恵まれて、私は本当に幸せだと思っています。

医療において、“効率”という言葉は、医療の本質とは真逆で“冷淡”だとか“心がこもっていない”という印象を受けるかもしれませんが、今の世の中は、かつての根性論的な働き方への反省から、心や体の健康とのバランスを考えた働き方が常に求められます。医療の本質は“思いやり”や“真心”だと信じていますが、それらを失うことなく様々なバランスを保って診療を行うために、“効率”も意識しなければならないと常日頃思っています。さらには、手術などの治療を“効率的”に行うことは患者さんの眼や体への負担の軽減につながりますし、診察を“効率的”に行うことは患者さんの待ち時間の短縮につながり、これも患者さんの心や体へのストレスの軽減にもつながります。それでも、あくまでも、“思いやり”や“真心”が第一優先でのことではあります。

また、医療は病院のスタッフだけで成り立っているわけではありません。医療機器、薬品などの納入やメンテナンスに携わって下さる方々や、建物の設計、建築、管理、美装などに携わって下さる方々、経済的な支援をしてくださる方々など様々な業種の方々に支えられていることも忘れてはならないと思っております。そのすべての方々に感謝です。

来年もコロナ禍での生活は続くことになりそうですが、いつの日か当たり前の日常が戻ってくることを信じながら、日々、知識と技術の研鑽を続け、オホーツクの皆様により良い眼科医療を提供してまいります。

クリニックの待合室にある観葉植物『ドラセナ』に花が咲きました。ドラセナは別名『幸福の木』と言われており、その花は10年に1度程度しか咲かないそうです。そんな珍しい花にお目にかかることができ、とてもうれしい気持ちになりました。これから迎える2022年が幸福な年になるとよいですね。

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