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4年前の思い出

[2022.06.02]

 2022年6月2日、開院して1年7か月が経過しました。これまでに、5872名の新規の患者様が来院され、1421件の手術(白内障手術は1385件)を施行させていただきました。新型コロナウイルスの感染者数は、オホーツク地域のみならず、全道的に、全国的に減少傾向にあり、重症化する患者さんも減少傾向にあるようです。各地で、各分野で、様々な条件が緩和され、世の中は少しずつ以前の日常に近づいてきているようです。このまま感染爆発が起こらないことを祈るばかりですが、当院は、引き続き油断することなく感染対策を徹底して、安心安全な診療を続けてまいります。

 新たに導入した低濃度笑気麻酔を使用した手術は、希望された患者様に施行させていただいておりますが、手術に対する不安や痛みを和らげた状態で手術を受けていただくことができ、大変ご好評をいただいております。

 さて、小学生、中学生、大学生の計12年間野球部に在籍していた私にとって、プロ野球の話題はいつも気になっているのですが、今年のプロ野球で最も注目を集め続けているチームは、実は、現在リーグ最下位の北海道日本ハムファイターズではないでしょうか。シーズン開幕前の評価では、ダントツの最下位の予想でしたが、現在のところその通りの最下位となっています。そのファイターズは、5月31日~6月2日に広島のマツダスタジアムで広島東洋カープとのセパ交流3連戦を戦いました。約4年前、私が広島県福山市のみはら眼科に勤務させていただいていた当時にも、マツダスタジアムでファイターズ対カープの試合があり、診療が終わった後に新幹線でスタジアムに駆け付け家族で観戦しました。その試合は、先発の上原健太投手が自らホームランを放つなどの二刀流の活躍でファイターズが勝利したのですが、今回テレビを通じてファイターズ対カープの試合を見て、しかも2戦目で上原投手が先発でしたので、4年前の記憶、試合のみならず広島県で過ごした日々の思い出が鮮明に蘇ってきて感慨深いものがありました。

 今年のファイターズ、成績は最下位ですが、今年ほどワクワクさせてくれるシーズンは無いと思います。経験の少ない若い選手たちが、ひたむきに最後まであきらめずに全力で必死にプレーし、日々成長していく姿は、毎試合毎試合、勝っても負けても、高校野球の試合を見ているような感動を覚え、ジーンとした気持ちになります。ミスしても負け続けても、とてつもなく大きな期待を抱かせてくれて、応援したい気持ちにさせられるのです。これは新庄BIGBOSS監督の手腕によることは間違いありません。一見派手でチャラチャラしているように見える新庄監督ですが、内面は極めて真面目で温かい人柄で、野球に対しては緻密で厳しい考えを持たれている方なのだそうです。新庄監督は、私と同学年に当たる50歳で、現役当時のプレーも何度も球場で見させていただき、現役最後の試合となった日本シリーズでの優勝決定試合も札幌ドームで生で観戦させていただいていたので、非常に思い入れが強い選手でした。涙をぬぐいながらの最終打席、日本一の胴上げのシーンは感動モノでした。新庄監督は、間近で見ると何とも言えないオーラを感じさせる方です。皆さんも、是非球場に足を運んでみてください。きっと、私の言わんとしていることが理解できると思います。未来を見据え、熱い心で、常に新しい風を吹き込もうとする新庄監督を、これからも、負け続けても、応援し続けたいと思っております。

 私の人生と眼科医としての人生に大きな影響を与えてくれた広島の地。その地元チームである広島東洋カープとふるさとのチーム北海道日本ハムファイターズをこれからも応援し続けます。

 

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