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世界緑内障週間

[2023.03.11]

 2023年3月12日から18日は『世界緑内障週間』です。これは、毎年3月上旬の1週間に世界一斉に行われている緑内障啓発のための国際イベントで、期間中、国内のランドマーク施設や医療機関などにおいて、緑内障のシンボルカラーの緑色にライトアップする運動『ライトアップinグリーン運動』も展開されます。より多くの方々に『緑内障』という疾患に関心を持っていただき、緑内障という病気について正しく知っていただき、眼の健康寿命を延ばし、失明予防につなげようとする運動です。当院も、前年と同様にグリーンライトアップを行っております。

 また、今年は、スタッフ全員が『世界緑内障週間のバッチ』を付けて診療を行っております。

 緑内障は、わが国において視覚障害の原因疾患の第1位となっています。高齢になるほどかかりやすく、高齢者の人口の増加により、今後益々患者数が増加すると予測されています。緑内障は、初期及び中期には、自覚症状が少ないため、罹患している事に気づかない場合が多く、放置すれば進行し失明にもつながりますが、最近では、治療に使用する薬剤も増え、手術療法なども選択肢が増えており、緑内障に罹患しても、早期に発見することや、継続治療をすることで維持管理すれば、一生、日常生活に支障の無いレベルにとどめることができる場合も増えています。

 40歳以上の20人に1人は、緑内障に罹患していると報告されています ので、決して稀な疾患ではありません。緑内障を早く発見するには、眼の検診が必須です。 また進行させないためには、治療開始後の継続管理が重要です。

 菅原眼科を開設して、2年と3か月が経過しましたが、世の中に緑内障の患者さんが本当に多く存在することを改めて実感しております。緑内障とは無関係な症状で、受診された際にたまたま緑内障が見つかるというケースが数多く存在します。

 菅原眼科は、開設以来、オホーツク地域において一人でも多くの方の緑内障をより早期に見つけて失明の危機を回避することを診療の柱の一つに掲げており、これからもそのための努力を続けてまいります。

 『ライトアップinグリーン運動』によって、一人でも多くの方に緑内障について知っていただき、一人でも多くの方が緑内障による失明から救われることを願っております。

緑内障ってどんな病気?(日本眼科医会)

「大切なものを見続けるために」(ACジャパン緑内障啓発キャンペーン)

 

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