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検査待ち

診察待ち

白内障手術を1か月以内に受けることができます

菅原眼科は、より多くの方により早く白内障手術を受けていただくために、多くの手術枠(年間1千件以上)を確保しております。運転免許の更新が間近な場合もご相談下さい。

白内障手術前後の見え方を体験

スマートフォンやタブレット端末のカメラを通して白内障の手術前・手術後(単焦点レンズ・多焦点レンズ)の見え方を疑似体験できる無料アプリ『AR Eye』がJohnson&Johnson社のホームページからダウンロードできます。白内障の方のみならず、ご家族が白内障の不自由さを体験し理解を深めることに役立ちますので、是非ご利用ください。

白内障手術前後の見え方を体験できるアプリについてはこちら

新しい多焦点眼内レンズ『テクニス オデッセイ』を採用いたしました

新しい多焦点眼内レンズ『テクニス オデッセイ』を採用いたしました。詳細についてはお問い合わせください。

お知らせ

院長ブログを更新しました。 [2024.12.08更新]
バス停が新しくなりました
院長ブログを更新しました。 [2024.11.30更新]
若者たちへのメッセージ
院長ブログを更新しました。 [2024.11.24更新]
やっと逢えました

理念・指針

【 理 念 】

眼科医療を通じて、オホーツク地域の皆様に明るく充実した人生を送っていただくために、尽力いたします。

 

【 指 針 】

  • 全職員が、一丸となって、患者様にとって最善で安全な眼科医療を、真心と思いやりと責任をもって提供いたします。
  • 全職員が、医学の進歩と共に歩み、常に自らの知識と技術の向上に努めます。
  • 全職員が、組織全体の和を優先し、互いを尊重し合い、互いに働きやすい環境を築くことを目指します。

 

オホーツク地域には、眼科医療を必要としていても、すぐに医療を受けられない方々が数多くいらっしゃいます。その方々を一人でも多く救いたいという思いから『菅原眼科』が誕生しました。

人生100年の時代と言われる中、「よく見える」ことで、人生をより明るく、より楽しく、より充実したものにできるのではないでしょうか。『菅原眼科』は一人でも多くの方に「よく見える」を維持していただき、取り戻していただき、ふるさとオホーツクを元気にするという役割を担って邁進してまいります。

多くの方々を救い、多くの笑顔に出会うために、スタッフ一丸となって、『ONE TEAM』で医療に取り組んでまいります。

◉当院の巨大な円形の天窓には、白内障手術を受けられた患者様に、眼帯を外した後に待合室から天窓を通してオホーツクブルーの青空と明るい光が眼に入ってくることで、見える喜びを実感していただきたいという願いが込められています。そして、当院のロゴマークには、この天窓から明るい光が差し込むイメージが表現されています。

 当院の建物のデザインおよび設計とロゴマークのデザインは、東京都のタカラスペースデザイン株式会社様に行っていただきました。同社は眼科クリニックのデザインおよび設計をこれまで数多く手がけられており、その豊富なご経験から、当院の理念を十二分に理解して下さった上で、眼科医療の特性に対応して、外観・内観のみならず機能面においても細部に至るまで十二分に配慮されたデザイン・設計を行っていただいております。

 広大な空と大地が広がる当地域において、『ランドマーク』になって欲しいという想いも込めて、デザインしていただきました。

タカラスペースデザイン

菅原眼科の診療の柱

 当院は、ふるさとである北見市・オホーツク地域のために、患者様に寄り添い、患者様の将来を想像し、患者様にとって最善の治療を考えながら、自分の家族を治療するような気持ちで、真心を込めて診療を行っております。

 ふるさとの目を守るために、当院は現在、以下のような6つの診療の柱』掲げながら、スタッフ全員が一丸となり、「ONE TEAM」で、様々な目の病気に対して幅広く診療を行っております。

①一人でも多くの患者様に短い待ち時間・少ない負担で診察を受けていただく

 眼科の診察では、目薬で30分ほどかけて瞳孔を広げた後に眼底検査を行うことが多いのですが、これにより検査までの長い待ち時間が生じることに加えて、検査終了後も4~5時間瞳孔が広がったままとなり車の運転ができなくなることが、患者様にとっても医療者にとっても大きなストレスとなってしまいます。当院で開設時から導入している無散瞳広角眼底カメラは、瞳孔を広げることなく瞬時に眼球内を広範囲に撮影することができるため、この大きなストレスを解消することが可能です。その他、診察順番管理システム、マルチモニターと連動した電子カルテなどを活用し、高い質を維持しながら効率的な診療を行い、一人でも多くの患者様の診療を行うことを心掛けております。

②白内障手術をより多くの患者様により早く受けていただく

 より多くの患者様に、より早く、明るい光を取り戻していただくために、高い質を維持しながら数多くの手術枠を確保しております。年間1千件以上の白内障手術を行っております。かつて、オホーツク管内では、白内障手術を受けられるまで半年待ち一年待ちが当たり前で、札幌、旭川、釧路などの遠隔地の病院に出向いて手術を受ける患者様が多くいらっしゃいましたが、その状況を打開したいというのが、当院を開設する大きな動機でもありました。現在のところ、当院では、診察から1か月以内に白内障手術を受けることが可能です。自動車運転免許の更新を控え、視力の改善が必要な方にも柔軟に対応しております。乱視を改善する機能を持ったトーリック眼内レンズや遠方から近方まで良好な裸眼視力を得ることができる機能を持った多焦点眼内レンズを使用した白内障手術、手術中の患者さんの不安、緊張、恐怖心を和らげる低濃度笑気麻酔を用いた手術など、最先端の医療にも取り組んでおります。

③緑内障を早期に発見し治療を継続していただく

 緑内障は我が国の失明原因の第1位の疾患ですが、重症化するまで自覚症状がなく、現代医学では失われた視機能を改善させる治療法がないため、早期に発見して進行を食い止めることが重要です。当院では、網膜断層撮影(光干渉断層計:OCT)や無散瞳広角眼底カメラなど活用しながら、例え緑内障以外の目的で受診された患者様であっても緑内障を発見できるような体制で診療を行っております。個々の患者様に病気についてご理解いただき、生涯にわたって治療を続けていただくための取り組みを積極的に行っております。

④糖尿病網膜症の早期発見のために通院を継続していただく

 糖尿病網膜症は我が国の失明原因の第2位の疾患ですが、緑内障と同様に重症化するまで自覚症状がないため、生涯にわたって眼科通院を継続し、病気を早期に発見して進行を食い止めることが重要です。当院では、糖尿病の患者様に、糖尿病眼手帳などを活用しながら糖尿病網膜症の啓発を行い、無散瞳広角眼底カメラなどを活用し患者様の時間的・精神的ストレスが少なくなるよう、より短時間で診察を終えられる診療体制を構築しながら、眼科通院を継続しやすくする取り組みを行っております。

⑤近視の進行を抑え子供たちの目を守る

 昨今のデジタル機器の普及などにより、子供の近視が爆発的に増加しています。近視の程度が強くなると、大人になってから、失明につながる重大な病気を引き起こす可能性が高くなります。たかが近視と考えがちですが、少しでも近視を進行させないことへの取り組みは重要であると考え、近視進行抑制の啓発や治療(低濃度アトロピン点眼、就寝中装用コンタクトレンズ(オルソケラトロジー)による治療)に積極的に取り組んでおります。

⑥不快な目の症状を軽減し快適な日常を送っていただく

 日常的な目の不快感をきたす大きな原因の一つにドライアイがあります。また、ドライアイの患者さんの80%以上がマイボーム腺(瞼の縁にある涙の成分を分泌する組織)機能不全を伴っているといわれています。当院では、ドライアイの最先端治療である集中制御パルス光療法(IPL)を管内で初めて導入いたしました。日々の診療においてドライアイおよびマイボーム腺機能不全に悩まされている患者さんがとても多く存在していることを実感しますが、様々な目薬を駆使してもなかなか症状が改善されない患者さんもおり、治療が手詰まりとなって医療者側もつらい気持ちになることが多くあります。IPLは、そんな状況を打開するための大きな光明となることが期待されます。

 些細な目の症状であっても、日常生活の妨げになることもあり、重大な病気が隠れていることもあるので、当院を『目の相談窓口』として、一人でも多くの方に気軽に利用していただきたいと考えております。

 

白内障手術を希望される患者様へ

北見市・美幌町出身、眼科医歴27年、通算1万件以上の手術を執刀(北見赤十字病院眼科部長として在籍約9年間で6,500件以上、菅原眼科開設以来3,820件以上、年間約1,000件の手術を執刀)している手術経験豊富な医師(院長)が、お一人お一人、真心を込めて、安全に、丁寧に、自分の家族を治療するような気持ちで、手術に取り組んでおります。

当院は、最新の設備を備え、感染症対策を施したクリーンな手術室で手術を行っております。当院の手術室は、微細な振動をも生じない強固な構造で、明るく圧迫感のない広々とした空間に設計されております。ゆったりとした気持ちで手術を受けていただけます。

当院では、高い質を維持しながら数多くの手術枠(年間1,000件以上、全て院長が執刀)を確保しておりますので、早期に手術を受けていただくことが可能です。白内障手術を希望される方は、お気軽にご相談ください。

現在、白内障の診断となり手術を希望されてから1か月以内で手術を受けていただくことができます。

多焦点眼内レンズ(選定療養の対象となりますので追加料金が必要となります)も各種取り扱っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

人生100年の時代、手術を受けられることで、白内障による『かすみ』『まぶしさ』から解放され、明るく、楽しく、充実した日々を過ごせるようになられてはいかがでしょうか。

当院は、一人でも多くの方に、一日でも早く、『よく見える』を取り戻していただくことを、診療の大きな柱として考えております。

当院での白内障の治療について

白内障手術と眼内レンズについて(日本眼科医会)

白内障のぎもん(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)

わかる!白内障(アルコン社)

多焦点眼内レンズ情報ガイドブック((日本白内障屈折矯正手術学会)

スマートフォンやタブレット端末のカメラを通して白内障の手術前・手術後(単焦点レンズ・多焦点レンズ)の見え方を疑似体験できる無料アプリ『AR Eye』がJohnson&Johnson社のホームページからダウンロードできます。白内障の方のみならず、ご家族が白内障の不自由さを体験し理解を深めることに役立ちますので、是非ご利用ください。

白内障手術前後の見え方を体験できるアプリについてはこちら

怖くない痛くない手術(低濃度笑気麻酔)

「目の手術は怖い」と感じられる方のために、『低濃度笑気麻酔』をオホーツク管内の眼科として初めて導入いたしました。低濃度笑気麻酔は、子供さんの歯科治療などで既に幅広く用いられている安全性の高い麻酔方法です。恐怖心や不安感から解放されリラックスした状態で手術を受けていただくことができます。意識を失うようなことは無く、使用後はすみやかに排出され体に残らないので、数分で元に戻ります。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

バス停留所(北見バス郊外線東9号線バス停下車すぐ)

 

当院近くに北見バスの停留所がございます。JR駅(北見駅、柏陽駅、愛し野駅)および北見駅前バスターミナルからのお乗り継ぎも可能です。

●東9号線バス停(徒歩約1分)(当院の目の前、最も近いバス停) 

 北見バス郊外線 端野線・津別線(美幌経由)・美幌療育病院線

●ひかり野9号線バス停(徒歩約7分)

 北見バス市内線 ⑩春光町

●ひかり野2丁目バス停(徒歩約7分 )

 北見バス市内線 ⑩春光町線 

●小泉8号バス停(バスターミナル)(徒歩約12分)(最も便数の多いバス停)

 北見バス市内線 ①三輪・小泉線 ⑧夕陽ヶ丘線 ⑩春光町線 ⑪小泉・光の苑線

各バス停の位置、路線、時刻などについては下記をクリックしてご確認下さい。

北見バス時刻表(郊外線)

北見バス時刻表(市内線)

北見バス停留所別運航時刻表

北見バス路線図

北見交通マップ

広々ゆったり安心の駐車場


当クリニックの敷地内に約30台分の無料駐車場を完備いたしております。一台一台のスペースのみならず通路も広々ゆったりとしたスペースを確保しており、国道39号線および東9号線との出入りも容易で、ご高齢の方にも安心してご利用いただけます。

お待たせしない院内処方

当院では、患者様の利便性を重視し、お薬を『院内処方』でお渡しております。診察終了後院外に出ることなく、受付カウンターから直接お薬をお受け取りいただけます。

そのほか、眼のアンチエイジング、白内障、緑内障、加齢黄斑変性、近視などの予防に有効とされる各種サプリメントや、マイボーム腺機能不全治療用のホットアイマスク、アイシャンプーなども受付カウンターで販売いたしております。

 

 

順番を『見える化』

当院では、3Beesの順番管理システムを導入しております。このシステムは、受診された患者様が検査及び診察を受けるまで、ご自分の前にあと何人の患者様がいらっしゃるのかをリアルタイムに表示すること、いわば『順番の見える化』によって、個々の患者様の待ち時間への不安を解消し、時間を有効に使っていただくためのシステムです。患者様は院外にいてもスマートフォンの画面や当院のホームページから順番を確認することが可能となります。クリニック内での『密』を避けるという観点から、新型コロナウイルス感染対策としても有用であると考えております。最近はご高齢の方でもスマートフォンを所有する割合が増加してきております。ぜひご活用ください。

 

早期発見への取り組み


当院では、広角眼底カメラ『オプトス』をオホーツク管内で初めて導入致しました。このカメラは、瞳孔を広げることなく瞬時に眼球内を広範囲に撮影することができます。これにより、目薬で30分ほどかけて瞳孔を広げた後に行う眼底検査を行わずとも、眼球内のかなり広い範囲の情報を得ることができ、病気の早期発見につながります。瞳孔を広げての眼底検査は、検査までの長い待ち時間が生じることに加えて、検査終了後も4~5時間瞳孔が広がったままとなり車の運転ができなくなることが、患者様にとっても医療者にとっても大きなストレスとなってしまうのですが、その部分を大幅に解消できることになります。これに、同じく瞳孔を広げることなく短時間で眼内の断層撮影を行える光干渉断層計(OCT)、造影剤を使用することなく網膜の血管を撮影することができる光干渉断層血管撮影(OCTA)などを組み合わせることによって、短時間の検査で、緑内障、黄斑疾患、糖尿病網膜症などの病気を自覚症状のない早期に発見することが可能となります。40歳以上の20人に1人が緑内障になると言われており、わが国の失明原因の第一位ですが、病気がかなり進行するまで自覚症状がなく、早期発見・早期治療開始が特に重要な病気です。是非ともお気軽に眼の検診を受けにいらして下さい。

 

『アイフレイル対策』に積極的に取り組んでいます

 『フレイル』とは、「加齢に伴う様々な臓器機能変化や恒常性・予備能力低下によって、外的ストレスからの健康障害に対する脆弱性が増加した状態」「健康状態と要介護状態との中間の状態で、適切な介入を行うことにより、機能回復が期待できる状態」を指す概念です。『フレイル』に対して対策をとること、介入することによって、疾病の予防・重症化の予防、健康寿命の延伸につながると考えられています。

 つまりは、歳を重ねると、誰でも体のいろいろな部分が弱ってきて、病気にかかりやすくなりますが、何らかの手当てをすることで、病気になることを予防できるという考え方です。

 『アイフレイル』は、目の『フレイル』を意味し、「加齢に伴って眼の脆弱性が増加することに、様々な外的・内的要因が加わることによって視機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態」と定義されています。

 視機能が低下すると、歩くことなど体を動かす能力が低下し、転倒や骨折のリスクが増加する可能性があります。また、見え方が悪くなることで、外出すること、家族・友人を含めた人と会うことなどへの意欲が低下して社会的に孤立するリスクが高くなると報告されています。さらには、視覚障害は認知機能の低下、認知症のリスクを上昇させるとも言われています。

 したがって、『アイフレイル』に対して対策をとること、介入することによって、介護を必要とする人を減らし、健康寿命の延伸につながることが期待できます。

 アイフレイル対策の目標として、以下の3つの目標が掲げられています。

①目のせいで、日常生活が制限される人を減らすこと

②目のせいで、要介護状態に至る人を減らすこと

③目のせいで、読書、運動、スポーツ、趣味など人生の楽しみや、快適な日常生活が制限される人を減らすこと

 アイフレイル対策としては、目薬や手術などによる治療のみならず、些細な目の不快感や見にくさなどに対して、単に「歳のせい」で済ませず、ちょっとした工夫、ちょっとしたアドバイスを行うことも含まれます。これらは『プチビジョンケア』と定義されています。

 アイフレイル対策活動は、2021年10月に、日本眼科医会および日本眼科啓発会議によってはじめられたものですが、私自身も一眼科医として、この活動の理念に共感する部分がとても大きく、当院設立の理念に合致する部分も大きいと感じており、アイフレイル対策に積極的に取り組むべく「アイフレイルアドバイスドクター」として登録させていただいております。

 オホーツク地域の方々の健康寿命を延ばし、少しでも長く人生を楽しんでいただくためのお手伝いするために、これからも、『プチビジョンケア』も含めた『アイフレイル対策』に積極的に取り組んでまいります。

 どんな些細な症状であっても、目について何か気になる点がございましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。

 当院は、オホーツク地域における『目の相談窓口』を目指します。

アイフレイルについて(日本眼科啓発会議)

アイフレイルの歌(ACジャパン)

 

最新のアレルギー性結膜炎治療薬

 当院では、最新のアレルギー性結膜炎治療薬『アレジオン眼瞼クリーム0.5%』を採用いたしました。

 この薬剤は、1日1回、上下の瞼(まぶた)に塗るだけで、瞼から吸収され、瞼の裏と眼球の表面の粘膜(結膜)にいきわたり、眼のかゆみ、充血、腫れなどのアレルギー性結膜炎の症状を抑えることのできる、世界で初めての薬剤です。

 これまでのアレルギー性結膜炎の治療は、1日2回または4回の液体の目薬のみでしたが、この薬剤は1日たった1回、瞼に塗るだけで十分な効果が得られる画期的な薬剤です。

 目薬を1日に2回、4回と入れることは、実際のところ、忙しい毎日の中では難しい側面があり、使用回数が1回でも減ることは、患者さんにとって大きなストレスの軽減につながることが期待されます。

 ご興味のある患者さんは、是非お申し出ください。

アレジオン眼瞼クリームについて

緑内障のレーザー治療(SLT :選択的レーザー線維柱帯形成術)を行うことが可能です

 緑内障の治療は、眼圧を下げることが基本となります。点眼薬での治療やレーザーによる手術(SLT :選択的レーザー線維柱帯形成術)、外科的な手術があります。

 当院では緑内障のレーザー治療(SLT:選択的レーザー線維柱帯形成術)を行うことが可能で、積極的に取り組んでおります。

【SLT (選択的レーザー線維柱帯形成術)】

 点眼薬の代わりにレーザー光線を用いて眼圧を下降させる緑内障治療法の一つです。線維柱帯という眼球の中の水(房水)を眼外に排出する排水口の役割を持った部分に特殊なレーザー光線を照射することで排水量を増加させて眼圧を下降させます。効果の持続期間は患者さんによって異なりますが、長ければ一回の照射で年単位の効果が期待できます。正常な組織へのダメージがほとんど残らないので、効果が減弱すれば何度も繰り返し治療することができます。特に、点眼薬にアレルギー反応を起こしやすい方、点眼の種類が多い方、毎日点眼を継続することが困難な方などにおいて有用な治療法です。

 最近では、緑内障治療を開始する時点で点眼薬を使用せず、SLTを第一選択として治療を行う取り組みも普及してきています。

 治療は、目薬の麻酔のみで痛みはなく数分間で終了します。

1回あたりの治療にかかる費用は、3割負担の方で3万円程度、2負担の方で2万円程度、1割負担の方で1万円程度です。

SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)の動画はこちらをクリック

新しいドライアイ治療 IPL(集中制御パルス光療法)を導入いたしました

 当院では、ドライアイの最先端治療である集中制御パルス光療法(Intense  Pulsed Light : IPL)をオホーツク管内で初めて導入いたしました。

 IPLは、元々は皮膚科領域において、肌の老化の症状を改善する目的で行われてきた治療(フォトフェイシャル)ですが、その治療を受けた患者さんのドライアイ症状が改善することが偶然発見されたことから、眼科領域においてもドライアイの治療を目的に普及してきた治療です。

 ドライアイの患者さんは非常に多く存在しますが、その80%以上がマイボーム腺機能不全を伴っているといわれています。マイボーム腺とは、瞼の中に横並びに存在している涙の成分を分泌する袋状の組織のことです。涙は水分と油分から構成されておりますが、マイボーム腺は油分を分泌しています。このマイボーム腺が正常に働かなくなる状態のことをマイボーム腺機能不全といいます。

 ドライアイの治療としては、目薬による治療を行うのが一般的です。それでも十分な効果が得られず、かつマイボーム腺機能不全を伴っている場合には、特殊な抗生物質の目薬や瞼を温める治療(温罨法)、瞼を清潔に保つ治療(眼瞼清拭:リッドハイジーン)などを行います。さらに、新しい治療法として登場したのがIPLです。大きな副作用の心配もなく、ドライアイおよびマイボーム腺機能不全に対して大きな効果が期待できる治療です。

 日々、外来診療を行っていると、ドライアイおよびマイボーム腺機能不全に悩まされている患者さんがとても多く存在していることを実感します。様々な目薬を駆使してもなかなか症状が改善されない患者さんもいらっしゃり、私自身も手詰まりとなってつらい気持ちになることも多くあります。IPLが、そんな状況を打開するための大きな光明となることが期待されます。

 尚、IPLは自費診療となります。

  • 集中制御パルス光療法(Intense  Pulsed Light : IPL)(自由診療)

IPL治療費用(診察料・検査料込み)
1回 8,000円(税込み)

※3~4週間の間隔で計4回の治療が標準的な治療です。

マイボーム腺機能不全について(LIME研究会)

 

新しい『ものもらい(霰粒腫)』の治療(切らない治療)を導入いたしました

 涙の水分が蒸発しないように涙の表面は薄い油の層でおおわれています。その油は、まぶたの中にあるマイボーム腺というところから分泌されますが、そのマイボーム腺が詰まり腫瘤が出来た状態を霰粒腫(ものもらい)と言います。

 霰粒腫(ものもらい)の治療としては、まずは点眼液や軟膏による治療を行い、改善が見られない場合はメスで切開などを行うのが一般的ですが、切開に代わる新たな治療法として、集中制御パルス光療法(Intense  Pulsed Light : IPL)があります。

 霰粒腫に切開を行う場合、切開の際に生じる出血、切開後の痛み、瞼の腫れなどが生じることは、どうしても避けられませんが、IPLは、それらのことが生じないことが大きな利点です。

 当院では、オホーツク管内で初めて、霰粒腫に対するIPL治療を導入いたしました。

 霰粒腫に対して、IPL(Intense Pulsed Light)という光を照射することで、患部に温熱効果と抗炎症効果をもたらし症状を改善することが出来ます。

 1回の治療で効果が不十分な場合は、2~4週間の間隔で、複数回の治療を行います。※治療効果や治療間隔、治療回数には個人差があります。

 尚、IPLは自費診療となります。

霰粒腫に対するIPL治療費用(診察料・検査料込み)
1回 5,000円(税込み)

 

飛蚊症(虫のようなもの、ゴミのようなものが動いて見える)の患者様へ

飛蚊症(ものを見ているときに黒い虫のようなもの、ゴミのようなもの、糸くずのようなものが動いて見える症状)は網膜裂孔や網膜剥離など重大な疾患が生じたサインであることがあります。飛蚊症を自覚された患者様は、原則的に散瞳しての検査(目薬で黒目を大きく開いて眼球内の隅々までチェックを行う検査)が必要となります。散瞳を行うとその後4~5時間は黒目が開いた状態が続く(まぶしい、ピントが合わない)ため、ご自身でのお車の運転が危険な状態となりますので、付き添いの方の運転や公共交通機関などで来院されることをおすすめいたします。

お子様の視力低下についての受診の注意点

 当院では、お子様が視力低下について初診で受診された際に、原則として調節麻痺薬(サイプレジン)の点眼を行って精密検査を行います。

 受付け後、視力検査を行い、診察を受けた後、調節麻痺薬を点眼してから十分な作用が出るまで更に1時間ほどの待ち時間が生じますので、帰りの時間が遅くならないようにするためにできるだけ早めの時間に受付けをされることをお勧めいたします。

 また、調節麻痺薬(サイプレジン)を点眼すると黒目(瞳孔)が大きく開いた状態(散瞳状態)となり、その作用は診察を終えた後も2~3日の間続きます。黒目が大きく開いた状態になるとまぶしさを感じたり近くのものが見えづらい状態となりますので、大切な用事を控えている際などには受診を避けることをお勧めいたします。

 さらに、眼鏡処方は、原則として黒目が開いた状態では行わず、後日改めて受診していただくことになりますのでご了承願います。

 

 

近視進行抑制治療

強度な近視は、緑内障、網膜剥離、黄斑疾患、白内障など、将来的に様々な難治性の眼科疾患につながります。

我が国のみならず世界中で近視人口が増加の一途をたどっております。

同じ疾患でも、強い近視が背景にある場合、治療による効果が十分に得られず、視力がとても低くなったり失明に至ってしまうこともあります。私はこれまでの診療の中において、そのようなケースを幾度となく目の当たりにしてきた経験から、近視の人口が増加することに伴い、将来的に強い近視の人口も増加し、その結果として失明の危機にさらされてしまう患者さんの数が増えてしまうことに危機感を覚えています。それ故に、近視、強い近視の子供を一人でも減らしてあげたいという思いを抱いております。

近視は、親御さんから素因が引き継がれる、いわゆる遺伝も要因の一つと考えられていますが、最近の近視人口の増加は、環境要因も大きく関わっていると考えられています。現代の子供たちが、室内で過ごす時間が長くなってきたことやゲーム機やタブレットやスマートフォンなど近距離でものを見続ける時間が長くなったことが要因ではないかとも言われています。眼に近づけてものを見ると、眼球の中で外部から入ってきた映像の情報を受け取る網膜に対して、映像が奥に像を結ぶことになり、その刺激が眼の軸を伸ばすという変化(眼球が縦に長く成長する、眼球が大きくなる)をもたらし、その結果として近視が進行すると考えられています。

当院では、小児の近視の進行を抑制する治療として、低濃度アトロピン(マイオピン)点眼、オルソケラトロジー(就寝中装用コンタクトレンズ)、サプリメント(クロセチン)、EDOF(拡張焦点深度)ソフトコンタクトレンズなどに取り組んでおります。低濃度アトロピン点眼とオルソケラトロジーは自由診療です。サプリメントは当院受付窓口で提供いたしております。

オホーツク地域のお子様にも、近視を進行させないための最先端の治療を受けていただける選択肢を提供したいという強い思いから、当院ではこれらの治療に積極的に取り組んでおります。

普段の生活においては、「1日2時間以上屋外で過ごすこと」や「読書・スマホなどの近くを見る作業は30センチ以上の距離を保ち、20分に1回20秒程度は遠く(20フィート(6メートル)以上)を見ること(20-20-20ルール)」などが、近視を予防するために推奨されています。

【すすむ近視をなんとかしよう!】イヌ、屋外活動をおすすめする の巻(YouTubeチャンネル)

進む近視をなんとかしよう大作戦の巻(YouTubeチャンネル)

お子様の目の健康を守るために(マンガ ギガっこデジたん)

親子で学ぶ近視予防サイト(日本近視学会)

オルソケラトロジーについて

マイオピン(低濃度アトロピン)について

コンタクトレンズ処方について

 当院では、コンタクトレンズの処方は、原則、装用経験のある方にのみ行わせていただく方針で、取り扱いレンズの種類にも限りがございます。処方をご希望の方は、あらかじめお問い合わせ下さいますよう、ご理解とご協力をお願い致します。なお、製品のお渡しは、ご自宅への発送のみとなります。

発熱や咳などの症状のある患者様の受診について

当院では、新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みとして、来院時の検温・手指消毒・マスク着用の徹底、アルコール・次亜塩素酸水による清拭、空気清浄機も含めた換気などを行っております。
発熱や咳などの風邪症状のある方は、他の患者様および当院スタッフへの感染拡大を防止するために、直接来院せず、必ず、来院前にお電話でお問い合わせ下さい。

眼の症状に緊急性がない場合は、体調が落ち着いてから受診していただくことを原則とさせていただきます。

診療案内

白内障手術などの各種日帰り手術、網膜・硝子体疾患(糖尿病網膜症、黄斑浮腫、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔など)、緑内障、ドライアイ、マイボーム腺機能不全、アレルギー性結膜炎、眼瞼けいれんなどの診療、近視進行抑制治療(低濃度アトロピン・マイオピン点眼、オルソケラトロジー) など

詳細は「診療案内」のページをご覧ください。

クリニック内観(Googleストリートビュー)

交通案内

〒0900001
北海道北見市小泉394-5
国道39号線沿い 東9号線バス停前 太平洋レミコン向い JR北見駅から車で約7分 JR愛し野駅から車で約2分 JR柏陽駅から車で約2分 十勝オホーツク自動車道北見東ICから車で約4分 北見バス郊外線 端野線・津別線・美幌療育病院線/東9号線バス停から徒歩約1分  北見バス市内線 ⑩春光町線/ひかり野9号線バス停・ひかり野2丁目バス停から徒歩約7分  北見バス市内線 ①三輪・小泉線 ⑧夕陽ヶ丘線 ⑩春光町線 ⑪小泉・光の苑線/小泉8号バス停(バスターミナル)から徒歩約12分 
大きい地図はこちら

診療時間

受付時間
午前8:30~11:00
午後2:00~5:00




手術


手術


手術






◎月曜午前と金曜午前の受付時間は8:30~11:30

休診日:土曜 日曜 祝日:

医療DX推進について

 当院では、下記の通り、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行っております。

①オンライン請求を行っております。
②オンライン資格確認を行う体制を有しております。
③医師が、電子資格確認を利用して取得した診療情報を、診療を行う診察室、手術室又は処置室等において、閲覧又は活用できる体制を有しております。
④電子処方箋を発行する準備を進めております。
⑤電子カルテ情報共有サービスを活用する準備を進めております。
⑥マイナンバーカードの健康保険証利用の使用について、実績を有しております。

 令和6年10月1日より、 医療DX推進体制整備加算として、月1回初診時に診療報酬点数を加算させていただきます。

医の倫理

【医師の誓い】

  1. 医師の一人として、
  2. 私は、人類への奉仕に自分の人生を捧げることを厳粛に誓う。
  3. 私の患者の健康と安寧を私の第一の関心事とする。
  4. 私は、私の患者のオートノミー(自律)と尊厳を尊重する。
  5. 私は、人命を最大限に尊重し続ける。
  6. 私は、私の医師としての職責と患者との間に、年齢、疾病もしくは障害、信条、民族的起源、ジェンダー、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位あるいはその他いかなる要因でも、そのようなことに対する配慮が介在することを容認しない。
  7. 私は、私への信頼のゆえに知り得た患者の秘密を、たとえその死後においても尊重する。
  8. 私は、良心と尊厳をもって、そしてgood medical practice(最高の医学水準)に従って、私の専門職を実践する。
  9. 私は、医師の名誉と高貴なる伝統を育む。
  10. 私は、私の教師、同僚、および学生に、当然受けるべきである尊敬と感謝の念を捧げる。
  11. 私は、患者の利益と医療の進歩のため私の医学的知識を共有する。
  12. 私は、最高水準の医療を提供するために、私自身の健康、安寧および能力に専心する。
  13. 私は、たとえ脅迫の下であっても、人権や国民の自由を犯すために、自分の医学的知識を利用することはしない。
  14. 私は、自由と名誉にかけてこれらのことを厳粛に誓う。

(世界医師会が規定する医の倫理規定『ジュネーブ宣言』2017年改訂版より)

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