２０２３年１１月２日で、菅原眼科は開院３周年を迎えました。この日までに、１０１２９名の新規の患者様が来院され、２８７６件の手術（このうち白内障手術は２８２５件）を施行させていただきました。

　菅原眼科は、２０２０年１１月２日に開院しました。当時は、東京オリンピックが延期になるなどコロナ禍の真っ只中でしたが、多くの方々の支えによってスタートし、これまで大きな事故もなく、無事に３周年を迎えることができました。開院の準備段階から現在にいたるまで当院を支えて下さったすべての方々に心より感謝申し上げます。

　振り返るとあっという間の３年間でした。最初の１年間よりも、２年目、３年目と加速度的に月日が早く経過するように感じます。３年間は、中学校３年間や高校３年間のように大きな区切りとなる時間の単位ですが、中学、高校それぞれの３年間の時間の長さの体感に比べると、開院してから現在に至る３年間は遥かに短く感じられます。それだけ歳をとったと言えばそれまでなのですが。

　開院当初から現在まで、様々な困難を乗り越えながら、ここまでついてきてくれたスタッフの皆さんには本当に大感謝です。過去に様々な経験を積み重ねたキャリアがあったとしても、新規立ち上げは多くの困難と直面します。その困難に臆することなく、創意工夫を重ねながら見事に乗り越えてこられ、今も尚至らないところだらけの私をいつもサポートして下さるスタッフの皆さんに改めて敬意を表したいと思います。本当にありがとうございます。

　この３年の間に１万人以上の新規の患者さんが菅原眼科を受診されました。別の言い方をすると、これまで菅原眼科を初めて訪れた方が１万人以上いらっしゃり、つまり私は菅原眼科において１万人以上の方とお会いしたということです。３年間に再診を含めて診察をさせていただいた患者さんの人数の合計はその数倍、数万人にのぼるということになります。

　オホーツク振興局管内の人口は約２６万人とのことですから、オホーツク管内の２６人に１人の方が菅原眼科で診察を受けたことがある、２６人に１人の方が菅原眼科において私と会ったことがあるということになります。私としては驚くべき数字です。また、本日までに、菅原眼科のホームページを訪問された方の人数は延べ６万６５５０人、総閲覧回数は１２万２１８８回にのぼります。これまで、これほど多くの方と接することができたことを本当にうれしく思います。

　私自身は、一人一人の患者さんとお会いして、一度きりの診察で終わるのではなく、その方のこれから先の人生を想像し、少しでも良い人生を歩んでいただくために何ができるのかを常に意識しながら診療に当たっているつもりです。

　医師一人、一つのクリニックでは限界があることはもちろん承知しておりますが、せめて少しでも、ふるさと北見・オホーツクの地域の方々の人生のサポートをできればと考えております。

　これからも、お一人お一人との出会いを大切にし、お一人お一人に寄り添いながら、一人でも多くの方に明るく充実した人生を送っていただくためのお手伝いをするため、志を同じくする素晴らしいスタッフたちと共に、私の命が燃え尽きるまで、日々精進し尽力してまいります。