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40歳過ぎたら、眼底検査を受けるのだ!

[2023.07.02]

 2023年7月2日で、開院して2年8か月が経過しました。この日までに、9310名の新規の患者様が来院され、2530件の手術(このうち白内障手術は2487件)を施行させていただきました。

 現在も、外来診察と手術を、私とスタッフ全員の力でフル回転で行っており、白内障手術は診察から1か月以内に受けていただくことが可能です。

 毎日、たくさんの患者様が来院されますが、スタッフ全員が創意工夫を重ね、臨機応変な対応をしてくれているおかげで、『できるだけ多くの患者様をできるだけ短い滞在時間で診察する』、『できるだけ短い待期期間で白内障手術を受けていただく』という当院開設当初からの診療の“柱”を可能な限り実践できていると自負しております。

 当院が、外来診療においてインターネット受付や予約制を取り入れていないのは、『できるだけ多くの患者様を診察すること』、『デジタルデバイスなどを含めた情報弱者である御高齢の患者様にも優しいクリニックであること』を重視しているからです。これらは、ここオホーツク管内における眼科診療の地域性を考慮した場合は、重視すべき点であると私自身は常々考えております。インターネットやデジタルデバイスに精通されている若い世代の方々は、歯がゆい気持ちを持たれることもあるかもしれませんが、高齢者を守るために、ご理解いただけるとありがたいです。

 最近は、少子高齢化などで、日本の国の財政が厳しい状況にあり、これからも益々悪化することが予測されている中、膨らみ続ける医療費に対する考え方として、「これから余命の少ない高齢者の医療にお金を使うよりも未来ある若者にもっとお金を使うべきだ」という意見もよく耳にします。

 しかしながら、私は個人的には、そのような高齢者軽視の考え方には反対です。現在の豊かな日本があるのは、高齢者の方々が、現代とは違い、十分な休暇も与えられられないような厳しい労働環境の中で、懸命に努力を重ね、一生懸命に働き、たくさんの税金を長年にわたって納めてきたからにほかなりません。その高齢者の方々が、人生のゴール地点において、国から守ってもらえない、安心した余生を送れないような国であってはならないと考えています。せっかく頑張ってきた先の人生のゴール地点に、明るい未来がなくては悲しすぎます。人数が少なくても、若い世代が、頑張って働いて、高齢者を支え続けなければなりません。

 さて、7月1日から、新聞とテレビにおいて、ACジャパンからの『40歳すぎたら、眼底検査を受けるのだ!』という広告が始まりました。

 この広告は、日本眼科医会から発信されているものです。

 眼底とは、眼球を構成している壁のうち、眼球の中に入ってきた光を受け取る役割を担っている網膜などから構成されている部分のことです。

 その眼底を検査することの重要性は、日本眼科医会のホームページでは以下のように記載されています。

①眼底検査は、眼科の検査のなかでも特に重要な検査です。

②眼底には、目や全身の病気の早期発見につながる情報(所見)が詰まっています。

③検査では眼底所見、特に血管、網膜、視神経に着目し、それが正常か否かを確認します。

④眼底の所見から、病気があるか、どのくらい進行しているのかがわかります。

⑤正常でない所見を確認できれば、それが目の病気の早期発見につながります。

⑥定期的な眼底検査で、目の病気の経過観察や新たな発見が可能となります。

つまり、眼底検査を受けることで、眼底の異常の有無、目の病気の早期発見が可能となり、さらに、定期的 に検査 を受けることで、 病気の変化をとらえることが可能となります。 

 当院でも、開設当初から、眼の病気の早期発見のため、この眼底検査を積極的に行う体制を整えております。

 ところで、この広告で採用されているキャラクターは、アニメ『元祖天才バカボン』に登場するキャラクターであるバカボンのパパです。アニメにおけるバカボンのパパの年齢の設定は「41歳」ですので、ちょうど眼底検査を受けていただきたい世代というわけです。

 私も小学生の頃に、このアニメは何度も見ていましたし、エンディングテーマの歌の歌詞の中で、バカボンのパパが41歳であることも歌われており、その歌もよく覚えておりましたので、この広告において、バカボンのパパが抜擢されことの絶妙さには感動を覚えました。

 皆さんも、是非、『菅原眼科』に眼底検査を受けに来てくださいね。

ACジャパン広告動画はこちらをクリック

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