旭川医科大学病院ドクターカー更新にご支援を
2025年12月2日で、開院して5年1か月が経過しました。この日までに、14922名の新規の患者様が来院され、4722件の手術を施行させていただきました。
昨日、私の大学の先輩から連絡をいただきました。それは、旭川医科大学病院のドクターカーの更新への支援のご依頼でした。
ドクターカーとは、医師や看護師が乗車して救急現場に向かい、現場到着後、あるいは搬送中に車内で高度な医療行為を行う「動く救急室」です。患者さんを病院まで運ぶまでの間に高度な医療を提供できるという機能を持っており、これによって一刻を争うような状態の患者さんを救うことが可能となります。
旭川医科大学病院のドクターカーは、2014年に導入され、道北・道東を中心とした広大な医療圏において、交通事故や心肺停止、脳卒中など、一刻を争う救急医療に立ち向かってきましたが、現在使用しているドクターカーは急速に老朽化が進んでおり、更新が急務となっているそうです。更新のためには多額の費用を要するため、現在、更新のためのクラウドファンディング(インターネットを介して、不特定多数の人々から共感を得て少額ずつ資金を集める仕組み)が実施されております。
先輩からは、そのクラウドファンディングを通じての協力のお願いでした。その先輩はドクターカーで直接お仕事をされているお立場ではないのですが、何とか協力してプロジェクトを成功させたいとのお気持ちが、お話から伝わってきました。私も医師であるとはいえ、眼科の開業医というドクターカーとは最も縁遠い立場にあると言えるかもしれませんが、出身校である大学のドクターカーであり、当地域の住民の命にも大いに関わるドクターカーでありますので、微力ながらも協力をしたいという気持ちにかられました。早速、少しばかりですが支援をさせていただきました。
救急救命の領域は、医療の様々な専門領域の中でもとりわけハードな領域で、昨今は特に担い手が不足しているというお話を耳にすることも多いです。医師の働き方改革、若手医師の意識の変化などから、今後ますます存続が懸念される領域ですが、現在もその役割を担って懸命に闘っている医師、スタッフの方は実際にいらっしゃるわけで、直接命にかかわることはない眼科医からすると、本当に頭の下がる思いです。彼らは、患者さんの命を救うために、まさに身を削って命がけで闘っていると言っても過言ではありません。まさに、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」(2025新語・流行語大賞)という意気込みの、心身ともにタフなスゴい人たちです。
道北・道東地域の命を一つでも多く救うため、そのために頑張っている医療スタッフを支援するため、一人でも多くの方からのご支援をよろしくお願いいたします。
期限は12月19日までです。
最後に、このプロジェクトの成功を心よりお祈りいたしております。
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