5周年~大感謝の気持ちを込めて~
2025年11月2日で、開院して5年が経過しました。この日までに、14723名の新規の患者様が来院され、4622件の手術を施行させていただきました。
先日、スタッフの皆様が、完全なサプライズで、『開院5周年』のお祝いの会を院内で開催して下さいました。
私自身、日々の診療をあわただしく行っていく中で、開院して5周年を迎える事実を忘れてしまいそうな状況でしたので、全く予想外のスタッフさん達のお心遣いに、大変な驚きと感動を覚え、背筋がゾクゾクし、目頭が熱くなり、身体全体の力が抜けるような、腰が抜けるような感覚になりました。
私も年齢が50を超え、一年一年が加速度的に早く過ぎ去っていく感覚に陥ってしまっておりますが、菅原眼科が開院してからの5年も、まさに‘あっという間’というのが直感的な感想です。
5年間をゆっくりと思い返せば、様々な出来事が浮かび上がってきます。実際には、開院までの準備期間を含めると5年以上の歳月が今日まで流れているのですが、その間、本当にいろいろなことがありました。
クリニックの構想については、多方面からポジティブにもネガティブにも様々なご意見をいただき、私自身、時には思い悩んだこともありましたが、「自分がなぜこの地で眼科クリニックを開設しようと思い立ったのか」という初志と「初志を実現するために必要なことをは何なのか」という問いを常に自分の心に問いかけながら、自分の軸をぶらさないことを大切にしながら、周りの多くの方々のご理解とご協力をいただき、クリニックを開設することができました。
独立開業を決意するまで、周囲の方から伺った話や読んだ本などから、勤務医とは異なる開業医の大変さをある程度理解していたつもりでしたが、実際に開業してみると、診療のみならず経営の仕事も並行して行わなければならないこと、自分の仕事の結果がクリニックの経営に直結し、最終的な責任を自分自身が負うこと、経営の失敗は自分自身のみならず、雇用するスタッフやその家族、更には自分の家族の人生をも左右しうることなど、ほぼ患者さんへの責任のみに集中すれば良い立場であった勤務医(病院全体の経営のことを全く考えていない訳ではありませんが)にはない大きな重圧がのしかかることを実感します。
開院してからの5年間、クリニック内の環境もクリニック外の環境も、様々な変化がありましたが、開設当時から一緒に仕事をして下さっているスタッフの方々はもちろんのこと、途中から仲間に加わって下さったスタッフの方々も、全員が患者さんのために常に努力と創意工夫を重ねて、本当に一生懸命に、お仕事をして下さっております。当院が無事に5周年を迎えられたのは、この素晴らしいスタッフさん達が、まだまだ未熟な人間である私のような者が責任者であるにも関わらず、力を貸して下さったおかげです。この場をお借りして心より感謝申し上げます。大感謝です!本当にありがとうございました!
また、忘れてはならないのは、まだクリニックが形になる前の開院準備の段階から現在に至るまで、お力添えをいただいている多数の業者の皆様への感謝です。目立たないところで、目立たないかたちで、様々な私の我儘を受け入れて下さり、力を貸して下さっています。改めて心より厚く御礼申し上げます。
これから先、10年、15年、20年、25年、30年・・・と、これからも、初志を忘れることなく、気力と体力が続く限り、素晴らしいスタッフ達と陰で支えて下さっている皆様と共に、少しでも永く、故郷である、この地域の皆様のために尽力していきたいと考えております。
写真は、スタッフ皆さんが開催して下さった『開院5周年』のお祝いの会の様子です。用意して下さったケーキには、私の写真をイラスト風に加工したプレートが添えられていました。それも、とんでもなく“若く”“カッコよく”仕上げられたイラストにして下さっており、私自身、ちょっと?かなり?恥ずかしかったのですが、とっても嬉しく、有頂天になってしまいました。スタッフさんがイラストが完成するまでの過程を説明して下さったのですが、その中で、実際の写真から「歳を重ねた時のバージョン」のイラストというのも見せていただきました。「若返らせたバージョン」と「歳を重ねたバージョン」とを比べると、なんとも情けないのですが、人間として未熟で老化の現実を受け入れたくない私の率直な気持ちとして、「若返らせたバージョン」の方がありがたいなと思ってしまいました(笑)。
スタッフの皆さんが、日々の忙しい仕事とプライベートな時間との両立で大変な中、とても手間のかかる準備をして下さったことに、本当にありがたい気持ち、大変申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。お心遣い本当にありがとうございました!





